ホンダ NSR50

- 排気量
- 49cc・2ストローク
- 年式
- 1987〜1999
- 免許区分
- 一種
- タイプ
- スポーツ
- 型式
- A-AC10
NSR50は、WGPで戦ったワークスマシンNSR500の世界観を50ccに凝縮した、ホンダの原付一種ミニスポーツ。水冷2ストロークに常時噛合6段ミッションとフルカウルを与え、自主規制上限の7.2PSを引き出して1987年に登場した。1999年まで断続的に改良を受けながら作り続けられ、ミニバイクレースのベース車としても支持された一台だ。
当時定価
| 年式 | グレード | 当時定価 | 税区分 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 1987 | NSR50(初代) | ¥219,000 | 不明 | (出典: Honda公式ニュースリリース 1987年5月29日『本格装備とデザインのミニサイズスポーツバイク「ホンダ・NSR50」を発売』6月15日発売/219,000円(北海道・沖縄および一部離島を除く)。1989年4月の消費税導入前のため税区分の概念なし=不明。型式A-AC10。) |
| 1989 | NSR50(1989MC) | ¥230,000 | 税別 | (出典: Honda公式ニュースリリース 1989年5月22日。5月27日発売/230,000円(消費税を含まず、マックス・グレーメタリックカラー仕様は10,000円高)。型式A-AC10。) |
| 1993 | NSR50(1993MC) | ¥255,000 | 税別 | (出典: Honda公式ニュースリリース 1993年2月10日。2月25日発売/255,000円(消費税を含まず)。型式A-AC10。) |
| 1995 | NSR50(1995MC) | ¥269,000 | 不明 | (出典: Honda公式ニュースリリース 1995年2月22日。2月23日発売/メーカー希望小売価格269,000円。プレス本文に税区分の明示なしのため不明。型式A-AC10。) |
| 1999 | NSR50(最終型・レプソルカラー) | ¥285,000 | 税別 | (出典: Honda公式ニュースリリース 1999年1月20日。1月21日発売/285,000円(税抜)。型式A-AC10。) |
※「当時定価」は発売当時の新車価格です。現在の販売価格・中古相場ではありません。
基本スペック
| メーカー | ホンダ |
|---|---|
| 型式 | A-AC10 |
| 年式 | 1987〜1999 |
| 排気量 | 49cc |
| エンジン | 2ストローク |
| 免許区分 | 一種 |
| 最高出力 | 7.2ps / 10000rpm |
| 乾燥重量 | 76kg |
| 全長×全幅×全高 | 1580×625×910mm |
| シート高 | 665mm |
| 燃料タンク | 7.5L |
| 始動方式 | キック |
| タイヤ前/後 | 100/90-12 48J / 120/80-12 54J |
諸元の出典: Honda公式ニュースリリース 1987年5月29日『本格装備とデザインのミニサイズスポーツバイク「ホンダ・NSR50」を発売』6月15日発売/219,000円(北海道・沖縄および一部離島を除く)。1989年4月の消費税導入前のため税区分の概念なし=不明。型式A-AC10。 / Honda公式ニュースリリース 1987年5月29日(NSR50新発売・A-AC10)。最高出力7.2PS/10,000rpm、排気量49cc、車両重量85kg/乾燥重量76kg、全長1,580×全幅625×全高910mm、シート高665mm、燃料タンク7.5L、前100/90-12 48J・後120/80-12 54J、始動方式キック、常時噛合6段リターン。 / バイクの系譜 NSR50/80(AC10/HC06)諸元表。最高出力7.2ps/10000rpm、全長1580mm、シート高665mm、タンク7.5L、前100/90-12・後120/80-12が公式と一致(裏取り参照・数値のみ)。なお同サイトの全高935mm・重量86kg(装)は1989年以降の2型仕様で、本specの1987年初期型値とは年式差により異なる。(裏取り確認日 2026-06-15)
ボディカラー(確認できた分)
| 年式 | グレード | 正式カラー名 | 色番号 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 1989 | NSR50(1989MC・オプション色) | マックス・グレーメタリック | (出典: Honda公式ニュースリリース 1989年5月22日。当該色仕様は標準より10,000円高と明記。) | |
| 1993 | NSR50(1993MC) | ロスホワイト/ファイティングレッド | (出典: Honda公式ニュースリリース 1993年2月10日 設定色。) | |
| 1993 | NSR50(1993MC) | ブラック/クリアーパープル | (出典: Honda公式ニュースリリース 1993年2月10日 設定色。) | |
| 1995 | NSR50(1995MC) | ファイティングレッド | (出典: Honda公式ニュースリリース 1995年2月22日。「'94年ロードレースWGPチャンピオンカラーをイメージしたファイティングレッド」と明記。) | |
| 1995 | NSR50(1995MC) | ブラック | (出典: Honda公式ニュースリリース 1995年2月22日。「精悍なブラック(NSR50のみ)を設定」と明記。) | |
| 1999 | NSR50(最終型) | ヘレスブルーメタリック(レプソルホンダカラー) | (出典: Honda公式ニュースリリース 1999年1月20日 設定色。レプソルホンダカラー。) |
型式・世代の変遷
| 世代 | 型式 | 年式 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 初代 NSR50(1型) | A-AC10 | 1987-1989 | 1987年5月29日発表・6月15日発売。NSR500をイメージしたフルカウル装着のミニスポーツ。水冷2ストピストンリードバルブ49cc、7.2PS/10,000rpm、常時噛合6段リターン、キック始動。型式はHonda公式プレスでA-AC10と確定。当時価格219,000円。 |
| 2型(1989マイナーチェンジ) | A-AC10 | 1989-1993 | 1989年5月22日発表・5月27日発売。型式A-AC10継続。価格230,000円(マックス・グレーメタリック仕様は10,000円高)。この世代から車両重量86kg・全高935mmとなる。 |
| 3型(1993マイナーチェンジ) | A-AC10 | 1993-1995 | 1993年2月10日発表・2月25日発売。価格255,000円。全幅600mm。カラーはロスホワイト/ファイティングレッド と ブラック/クリアーパープル。 |
| 4型(1995マイナーチェンジ) | A-AC10 | 1995-1999 | 1995年2月22日発表・2月23日発売。価格269,000円。全幅590mm。'94年WGPチャンピオンカラーをイメージしたファイティングレッドとブラックを設定。 |
| 最終型(1999レプソルカラー) | A-AC10 | 1999 | 1999年1月20日発表・1月21日発売。価格285,000円。ヘレスブルーメタリック(レプソルホンダカラー)。これをもって生産終了。 |
誕生の背景・歴史(ホンダ NSR50)
NSR50が登場した1980年代後半は、WGPのワークスマシンを市販車に映すレーサーレプリカブームの只中だった。その熱は50ccクラスにも及び、1986年にはスズキGAG、続いてヤマハYSR50といったミニレーサーが市場をにぎわせた。ホンダはこの新ジャンルへ、ワークスマシンNSR500のデザインイメージをまとった一台で参入することになる。
ホンダは1987年6月15日、NSR50を全国標準現金価格21万9000円で発売した。搭載するAC08E型の水冷2サイクル単気筒は、50ccクラス最高レベルとうたう7.2PS/10000rpmを発生。これに常時噛合式6段リターンミッションを組み合わせ、クラッチやギヤチェンジを操る楽しさを前面に押し出した。車体はダイヤモンド(ツインチューブ)フレームにフルカウルをかぶせ、車両重量85kgに仕立てた。
ライバルのYSR50がミニバイクレースをにぎわせる一方、NSR50は水冷エンジンと高出力を武器にレースベースとしての地位を固めた。前後12インチ径のディスクブレーキを備え、草の根レーサーから支持を集める。1989年・1993年・1995年と改良を重ねて1999年に生産を終えたが、その系譜は1991年のNS-1やNSR miniへと受け継がれ、ミニGPの定番ベース車として今も人気を保っている。
参考: Honda 企業情報サイト ニュースリリース(1987) 「本格装備とデザインのミニサイズスポーツバイク『ホンダ・NSR50』を発売」 / バイクの系譜 NSR50/80(AC10/HC06)-since 1987- / webオートバイ 太田安治の絶版車回想録 Vol.7(GAG/YSR50) / ホンダ・NSR - Wikipedia
データで見るこの一台
- 当時定価 ¥219,000は、1980年代の当サイト収録平均(¥155,438)と比べて約41%高い水準でした。1980年代の一覧・価格ランキングで位置づけを確認できます。
- 49cc・2ストロークの一種。同じ2ストロークの車種は一覧から横断して探せます。
当サイト収録データ内での相対的な位置づけです(当時定価=一次出典に基づく事実、平均は収録型式の単純平均)。
ホンダ NSR50の中古相場・売買
当時の新車価格と今を比べてみましょう。中古・買取相場は車両状態・年式・地域で大きく変わるため、当サイトでは金額を断定せず、最新の出品・査定でご確認ください。
2025年10月の50cc生産終了で、旧車を手放して新基準原付へ乗り換える動きも増えています。手放す場合は無料査定で今の価値を確認できます。
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パーツ・修理(ホンダ NSR50)
消耗品は適合を必ず現車・型式でご確認ください。絶版車は新品が出ないことも多く、中古・部品取り・他車種からの流用が現実的な選択肢になります。
新品パーツ・消耗品
中古パーツ・部品取り車をさがす
絶版車のパーツは中古市場が頼り。発売当時の純正品や部品取り車が見つかることがあります。
流用・互換の手がかり
同じエンジン系統や姉妹車のパーツが使えることがあります(要・現車/型式での適合確認)。下の「関連モデル」も手がかりにしてください。
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原付免許で乗れる新基準原付への乗り換え
ホンダには現状この型式の明確な後継となる新基準原付がありません。原付免許で乗れる現行モデルの例は、下の「新基準原付とは」をご覧ください。
新基準原付とは(制度の基礎)
新基準原付とは、総排気量が50cc超〜125cc以下で、かつ最高出力を4.0kW以下に制御した二輪車のこと。これに適合した車両は「原付免許」で運転できます(第一種原動機付自転車に区分が追加されました)。
注意:「125ccなら原付免許で全部乗れる」わけではありません。最高出力が4.0kWを超える125cc以下の車両は第二種原付に区分され、原付免許では運転できません。
制度の施行:2025-04-01(道路交通法施行規則の改正により2025年4月1日に施行。)
従来の総排気量50cc以下(原付一種)は、2025年11月の第4次排出ガス規制への対応が技術的・コスト的に困難なため、2025年10月末で生産が実質的に終了しました。
原付免許で乗れる現行の新基準原付(例):
出典:日本自動車工業会(JAMA) 新基準原付について / Honda 企業情報(新基準原付 適合モデル発売 2025-10-16) / 用語の詳細は用語集「新基準原付」へ
よくある質問(ホンダ NSR50)
ホンダ NSR50の当時の新車価格(メーカー希望小売価格)はいくらでしたか?
発売当時のメーカー希望小売価格は219,000〜285,000円(不明)でした。グレード・年式ごとの内訳と一次出典はページ内の「当時定価」表に掲載しています。
ホンダ NSR50の型式・排気量・免許区分は?
型式はA-AC10、排気量は49cc(2ストローク)、区分は原付一種です。販売期間は1987〜1999。
ホンダ NSR50は今いくら? 中古相場・買取価格の調べ方は?
中古・買取の相場は車両の状態・年式・地域で大きく変わるため、当サイトでは金額を断定していません。ページ内の「いま、いくら?」「売る・手放すなら」から、最新の中古出品や無料一括査定で実際の価格を確認できます。
関連モデル(ホンダ)
出典
- Honda公式ニュースリリース 1987年5月29日『本格装備とデザインのミニサイズスポーツバイク「ホンダ・NSR50」を発売』6月15日発売/219,000円(北海道・沖縄および一部離島を除く)。1989年4月の消費税導入前のため税区分の概念なし=不明。型式A-AC10。
- Honda公式ニュースリリース 1989年5月22日。5月27日発売/230,000円(消費税を含まず、マックス・グレーメタリックカラー仕様は10,000円高)。型式A-AC10。
- Honda公式ニュースリリース 1993年2月10日。2月25日発売/255,000円(消費税を含まず)。型式A-AC10。
- Honda公式ニュースリリース 1995年2月22日。2月23日発売/メーカー希望小売価格269,000円。プレス本文に税区分の明示なしのため不明。型式A-AC10。
- Honda公式ニュースリリース 1999年1月20日。1月21日発売/285,000円(税抜)。型式A-AC10。
- Honda公式ニュースリリース 1989年5月22日。当該色仕様は標準より10,000円高と明記。
- Honda公式ニュースリリース 1993年2月10日 設定色。
- Honda公式ニュースリリース 1995年2月22日。「'94年ロードレースWGPチャンピオンカラーをイメージしたファイティングレッド」と明記。
- Honda公式ニュースリリース 1995年2月22日。「精悍なブラック(NSR50のみ)を設定」と明記。
- Honda公式ニュースリリース 1999年1月20日 設定色。レプソルホンダカラー。
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編集: 原付の足跡 編集部 / 当時定価・諸元・カラーは本文の「出典」に記載した一次資料に基づきます / 最終更新: 2026-06-15





