原付用語集 — 当時定価・型式・新基準原付の基礎用語

絶版原付のデータを読むときに出てくる言葉を、できるだけ正確にまとめました。各車種ページ・系譜ページとあわせてご利用ください。

当時定価(とうじていか)
その原付が新車として売られていた当時のメーカー希望小売価格のこと。当サイトの幹となるデータで、各車種ページでは公式ニュースリリースや公式カタログなど一次出典で確認できた金額のみを掲載します。発売後の値上げや特別仕様で価格が変わった車種は、確認できた範囲を併記します。現在の販売価格・中古相場ではありません。
型式(かたしき)
道路運送車両法などにもとづき車両ごとに付けられる識別記号。原付では「AF34」「JA10」のような英数字で表され、同じ車名でもエンジンや年式が変わると型式が変わります。中古車選びや部品の適合確認で重要な手がかりです。
排ガス規制プレフィックス(A-/BA-/JBH- など)
型式の先頭に付く記号で、その車両が適合する排出ガス規制の世代を示します。当サイトでは A-(〜1990年代)、BA-/BB-/BD-(1998年〜)、JBH-(2007年〜)、2BH-/8BJ-(2017年〜)などをおおよその年代の目安として扱っています。
原付一種(げんつきいっしゅ)
総排気量50cc以下の原動機付自転車。原付免許(または普通自動車免許)で運転でき、法定速度30km/h・二段階右折などの制限があります。2025年に新基準原付が加わり、区分が拡張されました。
原付二種(げんつきにしゅ)
総排気量51〜125ccの第二種原動機付自転車。小型限定二輪免許以上が必要ですが、法定速度は一般道60km/h・二段階右折不要で実用性が高い区分です。ナンバーは黄色(〜90cc)・ピンク(〜125cc)。原付二種の一覧はこちら
新基準原付
新基準原付とは、総排気量が50cc超〜125cc以下で、かつ最高出力を4.0kW以下に制御した二輪車のこと。これに適合した車両は「原付免許」で運転できます(第一種原動機付自転車に区分が追加されました)。
「125ccなら原付免許で全部乗れる」わけではありません。最高出力が4.0kWを超える125cc以下の車両は第二種原付に区分され、原付免許では運転できません。
道路交通法施行規則の改正により2025年4月1日に施行。
2ストローク(2スト)
ピストンが2行程(クランク1回転)で1回燃焼するエンジン。軽量・高出力でレスポンスが鋭く、1980〜90年代の原付スポーツ/スクーターで主流でした。排ガス規制の強化により2000年代に多くが4ストへ移行し、絶版が進みました。2ストローク原付の一覧
4ストローク(4スト)
ピストンが4行程(クランク2回転)で1回燃焼するエンジン。燃費・排ガス性能・静粛性に優れ、現行原付の主流です。2ストに比べ低中速トルク重視の特性を持ちます。
メットイン
シート下にヘルメットを収納できる空間を備えたスクーター(およびその収納部)。1980年代に普及し、以後スクーターの標準的な装備になりました。
Vベルト無段変速(CVT)
遠心力でプーリーの径を連続的に変え、変速ショックなく加速する自動変速機構。スクーターが「アクセルを開けるだけ」で走れる仕組みです。
絶版/生産終了(ぜっぱん)
メーカーが生産・販売を終えた状態。当サイトは絶版原付を対象にしています。なお総排気量50cc以下の原付一種は、2025年11月の排出ガス規制への対応が難しく、2025年10月末で生産が実質的に終了しました(→新基準原付へ)。
キャブレター/インジェクション(FI)
燃料を空気と混ぜてエンジンに送る装置。古い原付は機械式のキャブレター、規制対応が進んだ近年は電子制御のインジェクション(FI)が主流です。
レストア
旧車を分解・整備して当時の状態に近づける作業。絶版原付では部品供給が課題で、当時定価や型式情報が部品適合の判断材料になります。
一次出典(いちじしゅってん)
メーカー公式ニュースリリース・公式カタログ・公式デジタルライブラリなど、情報の発信元そのものの資料。当サイトの当時定価・カラー名は、この一次出典で確認できたものだけを掲載しています。
二段階右折
原付一種が交差点を右折する際、いったん直進して向きを変えてから進む方法。原付二種・新基準原付には課されません。

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