ホンダ NS-1

一種2ストローク49cc 型式 A-AC12 ・ 1991〜1999
ホンダ NS-1の実車写真
写真: Alpha arion (User:Alpha arion) / CC BY-SA 4.0出典・Wikimedia Commons等)
当時定価¥279,000〜¥299,000
排気量
49cc・2ストローク
年式
1991〜1999
免許区分
一種
タイプ
スポーツ
型式
A-AC12

クラス初のメットイン機構を備え、フルカウルで武装した原付ロードスポーツとして1991年に登場したのがホンダNS-1だ。レーサーレプリカ譲りの大柄な車体と水冷2スト単気筒(7.2PS)を50ccに詰め込み、燃料タンク位置に24Lの収納を設けた割り切りが当時の通学ライダーに刺さった。1995年に丸目2灯へと顔つきを改め、1999年まで作られた2スト原付スポーツの代表格である。

当時定価

年式グレード当時定価税区分出典
1991標準¥279,000税別(出典: Honda 企業情報サイト ニュースリリース 1991年1月22日「クラス初のメットイン機能を内蔵した原付ロードスポーツバイク『ホンダNS-1』を発売」希望小売価格279,000円(消費税含まず)、北海道・沖縄は5,000円高
1994標準¥292,000税別(出典: Honda 企業情報サイト ニュースリリース 1994年1月14日「ホンダNS-1のカラーリングを変更し発売」(1月20日発売) 標準モデル292,000円(消費税を含まず)
1994スペシャルカラー (Rothmans)¥299,000税別(出典: Honda 企業情報サイト ニュースリリース 1994年1月14日 スペシャルカラーリングモデル(Rothmansロゴ付・限定販売)299,000円(消費税を含まず)
1996標準 (スパークリングシルバーメタリック)¥299,000税別(出典: Honda 企業情報サイト ニュースリリース 1996年12月25日「メットイン機能内蔵の原付ロードスポーツバイク『ホンダNS-1』のカラーリングを変更し発売」(12月27日発売) 参考価格299,000円(消費税を含まず)、北海道+8,000円・沖縄+5,000円
1998標準¥299,000税別(出典: Honda 企業情報サイト ニュースリリース 1997年12月22日「フルカウル装着の50ccスポーツモデル『ホンダNS-1』に新色を追加し発売」(1998年1月9日発売) メーカー希望小売価格299,000円(消費税を含まず)

※「当時定価」は発売当時の新車価格です。現在の販売価格・中古相場ではありません。

基本スペック

メーカーホンダ
型式A-AC12
年式1991〜1999
排気量49cc
エンジン2ストローク
免許区分一種
最高出力7.2ps / 10000rpm
乾燥重量 (車両重量101kg)92kg
全長×全幅×全高1905×670×1080mm
シート高752mm
燃料タンク8L
始動方式キック
タイヤ前/後90/80-17 / 100/80-17

諸元の出典: Honda 企業情報サイト ニュースリリース 1991年1月22日「クラス初のメットイン機能を内蔵した原付ロードスポーツバイク『ホンダNS-1』を発売」希望小売価格279,000円(消費税含まず)、北海道・沖縄は5,000円高 / Honda 企業情報サイト ニュースリリース 1991年1月22日 主要諸元: 最高出力7.2PS/10,000rpm、乾燥重量92kg/車両重量101kg、全長×全幅×全高 1.905×0.670×1.080m、シート高0.752m、燃料タンク容量8.0L、タイヤ前90/80-17・後100/80-17、始動方式キック式、水冷2サイクル単気筒(AC08E型) / Honda 企業情報サイト ニュースリリース 1994年1月14日 主要諸元: 最高出力7.2PS/10,000rpm、乾燥重量92kg、1.905×0.670×1.080m、タンク8L、タイヤ前90/80-17 46P・後100/80-17 52P、始動方式キック式 (1991年版と一致) / BikeBros バイクブロス カタログ(諸元の数値裏取り参照): 最高出力7.2ps/10000rpm、車両重量101kg、乾燥重量92kg、全長1905mm・全幅670mm・全高1080mm、シート高752mm、燃料8L、前90/80-17・後100/80-17、始動キックスターター式 — 全数値が公式プレスと一致(裏取り確認日 2026-06-15)

ボディカラー(確認できた分)

年式グレード正式カラー名色番号出典
1996標準スパークリングシルバーメタリック(出典: Honda 企業情報サイト ニュースリリース 1996年12月25日。ハイテクなスーパースポーツイメージを表現した新色「スパークリングシルバーメタリック」を採用
1998標準 (新色)ピュアレッド(出典: Honda 企業情報サイト ニュースリリース 1997年12月22日。新色として鮮やかな「ピュアレッド」を追加(1998年1月9日発売)。従来の「ファイティングレッド」は廃止、「スパークリングシルバーメタリック」は継続

型式・世代の変遷

世代型式年式備考
初代 (横長単灯)A-AC121991-19941991年1月22日発表・2月15日発売。クラス初のメットイン(24Lセンタートランク)を搭載した原付フルカウルロードスポーツ。横長型1灯ヘッドライト。エンジンはAC08E型・水冷2スト単気筒。1994年1月にカラーリング変更しRothmansロゴ付スペシャルカラーモデルを限定設定。
後期 (丸目2灯)A-AC121995-19991995年2月マイナーチェンジ。ヘッドライトを横長1灯からRVFイメージの丸目2灯型へ変更、CDI点火を交流式から直流式へ、インテークチャンバー追加、カウル素材を強化ABS樹脂化。1996年12月にスパークリングシルバーメタリック追加、1998年1月にピュアレッド追加。1999年製造終了。

誕生の背景・歴史(ホンダ NS-1)

1980年代後半、原付スポーツは免許で手軽に乗れる身近さとレーサーレプリカ人気が結びつき、若者の通学・通勤の足として独自の市場を形づくっていた。ホンダはこの流れの中でNS50Fの後継を企画し、1991年2月15日にNS-1を発売した。価格は27万9000円。フルサイズの車体に水冷2ストロークを積む本格スポーツでありながら、日常での使い勝手を大きく高めることを開発の狙いに据えた一台だった。

NS-1最大の個性は、燃料タンクがあった位置に設けた24Lのセンタートランクである。ホンダはこれを50ccスポーツバイク初のメットイン機能と位置づけ、フルフェイスはもちろん、かさばるフリップアップ型ヘルメットまで収まる容量を確保。燃料タンクはシート下へ移し、給油口をリアカウル上部に設けた。心臓部のAC08E型水冷2スト単気筒はMBX50・NS50F用に開発されたユニットで、最高出力7.2PS/1万rpmを発生。乾燥重量92kgの軽量ボディと相まって、原付離れした走りを実現した。

1995年のマイナーチェンジでは、横長1灯だった顔つきをRVFを思わせる丸目2灯へ改め、CDI点火の電源も交流式から直流式へと変更された。約30万円という原付としては高価な部類ながら、上のクラスに迫る車格や性能と、原付という敷居の低さを両立させた点が支持を集め、非常に人気を博したと伝えられている。

ライバルにはヤマハTZR50がおり、両車は人気を二分したが、販売台数ではNS-1が上回ったとされる。1999年に生産を終えたものの、2ストロークレプリカ世代の記憶を背負う存在として、現在も中古市場で根強い人気を保っている。

参考: Honda公式ニュースリリース「クラス初のメットイン機能を内蔵した原付ロードスポーツバイク「ホンダNS-1」を発売」(1991) / バイクの系譜「NS-1(AC12)-since 1991-」 / Wikipedia「ホンダ・NS-1」

データで見るこの一台

当サイト収録データ内での相対的な位置づけです(当時定価=一次出典に基づく事実、平均は収録型式の単純平均)。

ホンダ NS-1の中古相場・売買

当時の新車価格と今を比べてみましょう。中古・買取相場は車両状態・年式・地域で大きく変わるため、当サイトでは金額を断定せず、最新の出品・査定でご確認ください。

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パーツ・修理(ホンダ NS-1)

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新品パーツ・消耗品

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中古パーツ・部品取り車をさがす

絶版車のパーツは中古市場が頼り。発売当時の純正品や部品取り車が見つかることがあります。

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流用・互換の手がかり

同じエンジン系統や姉妹車のパーツが使えることがあります(要・現車/型式での適合確認)。下の「関連モデル」も手がかりにしてください。

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原付免許で乗れる新基準原付への乗り換え

ホンダには現状この型式の明確な後継となる新基準原付がありません。原付免許で乗れる現行モデルの例は、下の「新基準原付とは」をご覧ください。

新基準原付とは(制度の基礎)

新基準原付とは、総排気量が50cc超〜125cc以下で、かつ最高出力を4.0kW以下に制御した二輪車のこと。これに適合した車両は「原付免許」で運転できます(第一種原動機付自転車に区分が追加されました)。

注意:「125ccなら原付免許で全部乗れる」わけではありません。最高出力が4.0kWを超える125cc以下の車両は第二種原付に区分され、原付免許では運転できません。

制度の施行:2025-04-01(道路交通法施行規則の改正により2025年4月1日に施行。)
従来の総排気量50cc以下(原付一種)は、2025年11月の第4次排出ガス規制への対応が技術的・コスト的に困難なため、2025年10月末で生産が実質的に終了しました。

原付免許で乗れる現行の新基準原付(例):

  • ホンダ Dio110 Lite:¥239,800(税込)/最高出力3.7kW 公式
  • ホンダ スーパーカブ110 Lite:¥341,000(税込)/最高出力3.5kW 公式

出典:日本自動車工業会(JAMA) 新基準原付について / Honda 企業情報(新基準原付 適合モデル発売 2025-10-16) / 用語の詳細は用語集「新基準原付」

よくある質問(ホンダ NS-1)

ホンダ NS-1の当時の新車価格(メーカー希望小売価格)はいくらでしたか?

発売当時のメーカー希望小売価格は279,000〜299,000円(税別)でした。グレード・年式ごとの内訳と一次出典はページ内の「当時定価」表に掲載しています。

ホンダ NS-1の型式・排気量・免許区分は?

型式はA-AC12、排気量は49cc(2ストローク)、区分は原付一種です。販売期間は1991〜1999。

ホンダ NS-1は今いくら? 中古相場・買取価格の調べ方は?

中古・買取の相場は車両の状態・年式・地域で大きく変わるため、当サイトでは金額を断定していません。ページ内の「いま、いくら?」「売る・手放すなら」から、最新の中古出品や無料一括査定で実際の価格を確認できます。

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出典

この車種の情報提供・訂正のお願い

ホンダ NS-1の掲載内容に誤りや追加できる情報があれば、お知らせください。一次出典を確認のうえ反映します。

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このデータの引用について

本ページの当時定価はメーカー公式の一次出典に基づく事実データです。ブログ・動画・記事等で自由に引用いただけます。その際は出典(メーカー公式資料)の併記と、当ページ(gentsuki-ashiato.com)へのリンクをお願いします。誤りのご指摘はお問い合わせまで。

編集: 原付の足跡 編集部 / 当時定価・諸元・カラーは本文の「出典」に記載した一次資料に基づきます / 最終更新: 2026-06-15