ホンダ ゴリラ

一種4ストローク49cc 型式 Z50J / A-Z50J / BA-AB27 ・ 1978〜2007
ホンダ ゴリラの実車写真
写真: Huhu Uet / CC-BY-SA-3.0出典・Wikimedia Commons等)
当時定価¥108,000〜¥196,000
排気量
49cc・4ストローク
年式
1978〜2007
免許区分
一種
タイプ
レジャー
型式
Z50J / A-Z50J / BA-AB27

ゴリラはモンキーの兄貴分として1978年に登場した4ストローク49ccの原付一種レジャーバイク。9Lの大容量タンク・マニュアルクラッチ4速・前後キャリアで遠乗りに振った設計が持ち味で、1985年に出力を3.1PSへ引き上げリアサスを得た。1988年に一度途絶えたが1998年に12V化して復活し、排出ガス規制で型式をAB27へ移しながら2007年まで生き残った息の長いモデル。

当時定価

年式グレード当時定価税区分出典
1978標準車¥108,000税別(出典: Honda公式ニュースリリース 1978/8/2「個性派レジャーバイク ホンダ ゴリラを新発売」: 標準現金価格 ホンダ ゴリラ 108,000円(消費税導入前)
1985標準車¥125,000税別(出典: Honda公式ニュースリリース 1985/4/25: 全国標準現金価格 ゴリラ 125,000円(北海道・沖縄+5,000円。消費税導入前)
1988標準車¥128,000税別(出典: Honda公式ニュースリリース 1988/1/28(発売2/20): 全国標準現金価格 ゴリラ 128,000円(北海道・沖縄+5,000円。消費税導入前)
1988ホワイトスペシャル¥131,000税別(出典: Honda公式ニュースリリース 1988/1/28(発売2/20): ゴリラ(ホワイトスペシャル) 131,000円(北海道・沖縄+5,000円。消費税導入前)
1998標準車¥194,000税別(出典: Honda公式ニュースリリース 1998/1/22(発売2/10): メーカー希望小売価格 194,000円(北海道+8,000円・沖縄+5,000円。参考価格・消費税を含まず)
1999標準車¥196,000税別(出典: Honda公式ニュースリリース 1999/9/2(発売9/3、型式BA-AB27): メーカー希望小売価格 ゴリラ 196,000円(北海道+8,000円・沖縄+5,000円。参考価格・消費税を含まず)

※「当時定価」は発売当時の新車価格です。現在の販売価格・中古相場ではありません。

基本スペック

メーカーホンダ
型式Z50J / A-Z50J / BA-AB27
年式1978〜2007
排気量49cc
エンジン4ストローク
免許区分一種
最高出力3.1ps / 7500rpm
車両重量(装備重量)。乾燥重量はA-Z50J期59kg/BA-AB27期62kg67kg
全長×全幅×全高1365×625×880mm
シート高645mm
燃料タンク9L
始動方式キック
タイヤ前/後3.50-8-2PR / 3.50-8-2PR

諸元の出典: Honda公式ニュースリリース 1978/8/2「個性派レジャーバイク ホンダ ゴリラを新発売」: 標準現金価格 ホンダ ゴリラ 108,000円(消費税導入前) / Honda公式 1985/4/25(型式A-Z50J): 全長×全幅×全高1.365×0.625×0.880m、軸距0.895m、シート高0.645m、車両重量67kg/乾燥重量59kg、最高出力3.1PS/7,500rpm、最大トルク0.32kg-m/6,000rpm、燃料タンク9L、タイヤ前後3.50-8-2PR、始動方式キック、4段リターン / Honda公式 1988/1/28: 全高0.880m、軸距0.895m、最低地上高0.150m、シート高0.645m、車両重量67kg/乾燥重量59kg、最高出力3.1PS/7,500rpm、燃料タンク9L、タイヤ前後3.50-8-2PR、始動方式キック式、キャブPA03、圧縮比10.0(1985年公式と完全一致) / Honda公式 1978/8/2(型式Z50J): 全長1.365×全幅0.625×全高0.875m、軸距0.895m、車両重量67kg/乾燥重量59kg、最高出力2.6PS/7,000rpm、燃料タンク9.0L、タイヤ前後3.50-8-2PR、始動方式キック(初代は出力2.6PS・全高875mm) / Honda公式 1998/1/22(復活A-Z50J): 全長×全幅×全高1.365×0.625×0.880m、シート高0.660m、車両重量67kg/乾燥重量62kg、3.1PS/7,500rpm、燃料タンク9L、タイヤ3.50-8 35J、始動方式キック式、12V CDI点火(復活モデルはシート高660mm・乾燥62kg) / バイクのニュース(裏取り・数値のみ): 1978年型 2.6PS/7000rpm、車両重量67kg、1365×625×875mm、燃料タンク9L、タイヤ3.50-8-2PR前後、始動キック — 公式1978/8/2リリースと一致(裏取り確認日 2026-06-15)

ボディカラー(確認できた分)

年式グレード正式カラー名色番号出典
1988標準車キャンディダークブルー/シルバー(出典: Honda公式ニュースリリース 1988/1/28: 「小粋なトラッド感覚をイメージしたツートンカラー〈キャンディダークブルー/シルバー〉を新たに採用。(ゴリラ)」
1988ホワイトスペシャルパールミルキーホワイト(出典: Honda公式ニュースリリース 1988/1/28: ホワイトスペシャルは「車体色は、おしゃれ感覚のパールミルキーホワイトを採用」
1998標準車ピュアブラック(出典: Honda公式ニュースリリース 1998/1/22: 「深みのあるピュアブラックの車体色とあいまって個性を一段と際だたせている」

型式・世代の変遷

世代型式年式備考
ゴリラ (初代 / Z50J-III)Z50J1978-19841978/8/2発売。モンキーの遠乗り仕様として登場。4st OHC 49cc・2.6PS/7,000rpm・マニュアルクラッチ4速・9L燃料タンク。前後キャリア装備。リアサスなしのリジッド系。全高875mm。標準現金価格108,000円。
ゴリラ (A-Z50J)A-Z50J1985-19981985/4/25に新エンジン搭載で出力向上(2.6PS→3.1PS/7,500rpm)、リアスイングアーム採用で全高880mm化。1988/2にカラー一新+ホワイトスペシャル設定。一旦生産中止後、1998/2/10に12V CDIマグネット点火・MFバッテリー・オートカムチェーンテンショナーを得て復活(ピュアブラック)。
ゴリラ (BA-AB27)BA-AB271999-20071999/9/3に国内新排出ガス規制対応(ブローバイガス還元装置採用・キャブ最適化)で型式変更。3.1PS/7,500rpm据え置き。2007年に平成19年排出ガス規制に適合できず生産終了。

誕生の背景・歴史(ホンダ ゴリラ)

ゴリラは1978年8月、モデルチェンジしたモンキーと同時に発表されたバリエーションモデルである。エンジンと車体はモンキーと基本的に共通だが、性格づけを大きく変えて送り出された。1970年代後半のアウトドアやレジャー需要の高まりを背景に、親しまれたモンキーをベースに、目的地までの自走を見据えた「遠乗り仕様」として企画された一台だった。

最大の違いは遠乗り装備にある。モンキーの5Lに対し約9Lの大容量タンクを背負い、スポーツ車と同じ方式の4速マニュアルトランスミッションとマニュアルクラッチを採用。荷物を積めるキャリアを備え、長距離でも疲れにくい仕様とした。コンパクトな車体に実用性を盛り込んだ設計が、ツーリング志向のファンを掴んだ。

1985年4月には新型エンジンの採用で最高出力を2.6PSから3.1PSへ引き上げ、燃費も向上させた。その後は派生車の追加などを経て1990年に一度生産を終えるが、アウトドア志向の再燃を受け1998年に復活。1998年1月22日に発表、2月10日に発売され、価格は194,000円だった。

復活モデルは始動が容易な12VのCDI式マグネット点火、補水不要のMFバッテリー、調整不要のオートカムチェーンテンショナーを採用した。1999年には新排出ガス規制への対応でブローバイガス還元装置の採用やキャブレターの最適化を図り、型式もBA-AB27へ移行している。9Lタンクとキャリアが生む独特の存在感は、現在もモンキーと並ぶ国産ミニバイクとして親しまれている。

参考: Honda公式 ニュースリリース「ゴリラ」発表(1998-01-22) / Honda公式 Monkey Stories|HISTORY(ゴリラ) / 中古バイク情報BBB ホンダ ゴリラの歴史 / バイクの系譜 モンキー(6V)-since 1978-

データで見るこの一台

当サイト収録データ内での相対的な位置づけです(当時定価=一次出典に基づく事実、平均は収録型式の単純平均)。

ホンダ ゴリラの中古相場・売買

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パーツ・修理(ホンダ ゴリラ)

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原付免許で乗れる新基準原付への乗り換え

ホンダには現状この型式の明確な後継となる新基準原付がありません。原付免許で乗れる現行モデルの例は、下の「新基準原付とは」をご覧ください。

新基準原付とは(制度の基礎)

新基準原付とは、総排気量が50cc超〜125cc以下で、かつ最高出力を4.0kW以下に制御した二輪車のこと。これに適合した車両は「原付免許」で運転できます(第一種原動機付自転車に区分が追加されました)。

注意:「125ccなら原付免許で全部乗れる」わけではありません。最高出力が4.0kWを超える125cc以下の車両は第二種原付に区分され、原付免許では運転できません。

制度の施行:2025-04-01(道路交通法施行規則の改正により2025年4月1日に施行。)
従来の総排気量50cc以下(原付一種)は、2025年11月の第4次排出ガス規制への対応が技術的・コスト的に困難なため、2025年10月末で生産が実質的に終了しました。

原付免許で乗れる現行の新基準原付(例):

  • ホンダ Dio110 Lite:¥239,800(税込)/最高出力3.7kW 公式
  • ホンダ スーパーカブ110 Lite:¥341,000(税込)/最高出力3.5kW 公式

出典:日本自動車工業会(JAMA) 新基準原付について / Honda 企業情報(新基準原付 適合モデル発売 2025-10-16) / 用語の詳細は用語集「新基準原付」

よくある質問(ホンダ ゴリラ)

ホンダ ゴリラの当時の新車価格(メーカー希望小売価格)はいくらでしたか?

発売当時のメーカー希望小売価格は108,000〜196,000円(税別)でした。グレード・年式ごとの内訳と一次出典はページ内の「当時定価」表に掲載しています。

ホンダ ゴリラの型式・排気量・免許区分は?

型式はZ50J/A-Z50J/BA-AB27、排気量は49cc(4ストローク)、区分は原付一種です。販売期間は1978〜2007。

ホンダ ゴリラは今いくら? 中古相場・買取価格の調べ方は?

中古・買取の相場は車両の状態・年式・地域で大きく変わるため、当サイトでは金額を断定していません。ページ内の「いま、いくら?」「売る・手放すなら」から、最新の中古出品や無料一括査定で実際の価格を確認できます。

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出典

この車種の情報提供・訂正のお願い

ホンダ ゴリラの掲載内容に誤りや追加できる情報があれば、お知らせください。一次出典を確認のうえ反映します。

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このデータの引用について

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編集: 原付の足跡 編集部 / 当時定価・諸元・カラーは本文の「出典」に記載した一次資料に基づきます / 最終更新: 2026-06-15