ヤマハ チャンプ(CHAMP)
- 排気量
- 49cc・2ストローク
- 年式
- 1984〜1990
- 免許区分
- 一種
- タイプ
- スクーター
- 型式
- 54V / 55T / 1JX / 2FX / 2GN / 3FC
ヤマハ チャンプは1984年に登場した50ccクラスの2ストローク・スクーターで、当時のヤマハ・パッソルやジョグに連なる原付一種の普及モデルとして展開された。初期型(車体記号54V/型式CJ50EM)は5.2ps・空冷2ストローク単気筒に前8インチ・後10インチの異径タイヤを組み合わせた軽快な足まわりが特徴で、デジタルメーター仕様や80cc版、後にメットインを備えたチャンプCXまでバリエーションを広げた。本データは初期チャンプ50を主軸に、当時定価と諸元を一次・二次資料で裏取りしてまとめている。
当時定価
| 年式 | グレード | 当時定価 | 税区分 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 1984 | チャンプ50(基本/アナログメーター・54V) | ¥119,000 | 不明 | (出典: ガッチャの原付カタログ/ヤマハ・チャンプ系統。チャンプ50 1984年4月発売・119,000円(後に122,000円・129,000円)と記載。) |
| 1984 | チャンプ50 SPECIAL | ¥129,000 | 不明 | (出典: Wikipedia『ヤマハ・チャンプ』(Weblio辞書ミラー含む)。チャンプ50スペシャル129,000円と記載。) |
| 1986 | チャンプ80(CJ80E) | ¥149,000 | 不明 | (出典: ガッチャの原付カタログ。チャンプ80 1986年7月発売・149,000円と記載。) |
| 1987 | チャンプRS(CJ50RS) | ¥144,000 | 不明 | (出典: ガッチャの原付カタログ。チャンプRS 1987年4月発売・144,000円と記載。) |
| 1988 | チャンプCX(3FC/CX50) | ¥139,000 | 不明 | (出典: ガッチャの原付カタログ。チャンプCX 3FC 1988年3月発売・車両本体139,000円と記載。) |
※「当時定価」は発売当時の新車価格です。現在の販売価格・中古相場ではありません。
基本スペック
| メーカー | ヤマハ |
|---|---|
| 型式 | 54V / 55T / 1JX / 2FX / 2GN / 3FC 要確認 |
| 年式 | 1984〜1990 |
| 排気量 | 49cc |
| エンジン | 2ストローク |
| 免許区分 | 一種 |
| 最高出力 | 5.2ps / 7000rpm |
| 全長×全幅×全高 | 1565×605×955mm |
| シート高 | 690mm |
| 燃料タンク | 3.5L |
| 始動方式 | セル・キック |
| 変速機 | Vベルト無段変速 |
| タイヤ前/後 | 3.00-8 / 2.75-10 |
諸元の出典: ガッチャの原付カタログ/ヤマハ・チャンプ系統。チャンプ50 1984年4月発売・119,000円(後に122,000円・129,000円)と記載。 / Wikipedia『ヤマハ・チャンプ』(諸元表ミラー: Weblio辞書)。チャンプ50:最高出力5.2ps/7000rpm、1565×605×955mm、シート高690mm、タンク3.5L、前3.00-8/後2.75-10。 / ガッチャの原付カタログ(チャンプ系統)。チャンプ50:5.2ps/7000rpm、1565×605×955mm、シート高690mm、タンク3.5L、前3.00-8/後2.75-10で一致。 / バイクパッション(買取相場・諸元)。チャンプ50 1984年式:5.2ps、全長1565×全幅605×全高955mm、シート高690mm、タンク3.5L、始動方式セルフ・キック併用式。 / BikeBros(裏取り参照・数値のみ)。チャンプ SPECIAL(1986):5.8ps/7000rpm、前3.00-8/後2.75-10、シート高690mm、タンク3.5L、始動セルフ・キック併用式。始動方式とタイヤ・シート高・タンクの裏取りに使用。(裏取り確認日 2026-06-15)
型式・世代の変遷
| 世代 | 型式 | 年式 | 備考 |
|---|---|---|---|
| チャンプ50(初期) | 54V | 1984 | 1984年4月発売。アナログメーター仕様の基本グレード。車体記号54V/型式CJ50EM。デジタルメーター仕様は別記号(55T/CJ50EE)。 |
| チャンプ50(デジタル仕様) | 55T | 1984 | デジタルスピードメーター搭載仕様。基本車+約1万円。 |
| チャンプ50(1985改良) | 1JX | 1985 | 出力5.5psへ向上。 |
| チャンプ50(1986改良) | 2FX | 1986 | 出力5.8psへ向上。 |
| チャンプ50 SPECIAL | 2GN | 1986 | 上級スペシャル仕様。 |
| チャンプCX | 3FC | 1988 | チャンプ50ベースにメットインを新設したシリーズ唯一のメットイン・スクーター。1988年3月発売。出力6.3ps/7000rpm、乾燥重量64kg、1675×600×975mm、シート高725mm、タンク3.3L、前3.00-10/後90/90-10、セル・キック併用。※想定型式「3FC」はこのチャンプCXに該当し、初期チャンプ50(54V)とは別世代。 |
誕生の背景・歴史(ヤマハ チャンプ(CHAMP))
ヤマハ チャンプが生まれた1980年代前半は、原付スクーターが急速に普及した時代だった。当時の高校生の多くは原付免許止まりで、HY戦争と呼ばれたホンダ・ヤマハの激しいシェア争いと価格競争が、若者の足としてのスクーター需要を一気に押し上げていた。ヤマハは1983年、車重49kgの軽量ボディに4.5psを積んだスポーツスクーターのジョグを投入し、勢いに乗っていた。
そうした流れの中で1984年4月、ヤマハはジョグの兄弟モデル(スポーティ版)としてチャンプを発売した。空冷2ストローク単気筒49ccは5.2ps/7000rpmを発生し、軽量な車体と相まって俊敏な加速を見せた。前に太めの8インチ(3.00-8)、後ろに細めの10インチ(2.75-10)という異径タイヤの組み合わせは、ジョグと比べてシャープなハンドリングを狙ったものだった。車名はチャンピオンの短縮形に由来する。
初期型はアナログメーター仕様(車体番号54V)が11万9000円で、ここに1万円高でデジタルメーターとフロント内側の収納リッドを備えた上級仕様(55T)が加わり、こちらの発売は1か月遅れの5月からとされる。エンジンは1985年に5.5ps、1986年に5.8psへ段階的に強化された。素性の良さからスクーターレースのベース車に採用されることも多く、走り好きの若者に支持された。
1987年4月のチャンプRS、1988年3月のチャンプCXといった派生モデルへ展開し、その系譜はジョグとともに2ストローク原付スクーター全盛期を象徴する存在となった。現在では程度の良い個体が少なくなり、80年代のスポーツスクーターを代表する一台として愛好家から注目を集めている。
参考: ヤマハ・チャンプ - Wikipedia / モーサイ(mc-web) 原チャリ大戦争 1980-1984年編 / Yamaha Communication Plaza 1983 JOG (CE50E) 公式解説 / バイクブロス カタログ ヤマハ チャンプ スペック
データで見るこの一台
- 当時定価 ¥119,000は、1980年代の当サイト収録平均(¥155,438)と比べて約23%安い水準でした。1980年代の一覧・価格ランキングで位置づけを確認できます。
- 「チャンプ」シリーズ全4型式のうち、登場順で1番目の世代にあたります。先代・後継との違いは系譜ページで並べて確認できます。
- 49cc・2ストロークの一種。同じ2ストロークの車種は一覧から横断して探せます。
当サイト収録データ内での相対的な位置づけです(当時定価=一次出典に基づく事実、平均は収録型式の単純平均)。
ヤマハ チャンプ(CHAMP)の中古相場・売買
当時の新車価格と今を比べてみましょう。中古・買取相場は車両状態・年式・地域で大きく変わるため、当サイトでは金額を断定せず、最新の出品・査定でご確認ください。
2025年10月の50cc生産終了で、旧車を手放して新基準原付へ乗り換える動きも増えています。手放す場合は無料査定で今の価値を確認できます。
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パーツ・修理(ヤマハ チャンプ(CHAMP))
消耗品は適合を必ず現車・型式でご確認ください。絶版車は新品が出ないことも多く、中古・部品取り・他車種からの流用が現実的な選択肢になります。
新品パーツ・消耗品
中古パーツ・部品取り車をさがす
絶版車のパーツは中古市場が頼り。発売当時の純正品や部品取り車が見つかることがあります。
流用・互換の手がかり
同じエンジン系統や姉妹車のパーツが使えることがあります(要・現車/型式での適合確認)。下の「関連モデル」も手がかりにしてください。
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原付免許で乗れる新基準原付への乗り換え
ヤマハには現状この型式の明確な後継となる新基準原付がありません。原付免許で乗れる現行モデルの例は、下の「新基準原付とは」をご覧ください。
新基準原付とは(制度の基礎)
新基準原付とは、総排気量が50cc超〜125cc以下で、かつ最高出力を4.0kW以下に制御した二輪車のこと。これに適合した車両は「原付免許」で運転できます(第一種原動機付自転車に区分が追加されました)。
注意:「125ccなら原付免許で全部乗れる」わけではありません。最高出力が4.0kWを超える125cc以下の車両は第二種原付に区分され、原付免許では運転できません。
制度の施行:2025-04-01(道路交通法施行規則の改正により2025年4月1日に施行。)
従来の総排気量50cc以下(原付一種)は、2025年11月の第4次排出ガス規制への対応が技術的・コスト的に困難なため、2025年10月末で生産が実質的に終了しました。
原付免許で乗れる現行の新基準原付(例):
出典:日本自動車工業会(JAMA) 新基準原付について / Honda 企業情報(新基準原付 適合モデル発売 2025-10-16) / 用語の詳細は用語集「新基準原付」へ
よくある質問(ヤマハ チャンプ(CHAMP))
ヤマハ チャンプ(CHAMP)の当時の新車価格(メーカー希望小売価格)はいくらでしたか?
発売当時のメーカー希望小売価格は119,000〜149,000円(不明)でした。グレード・年式ごとの内訳と一次出典はページ内の「当時定価」表に掲載しています。
ヤマハ チャンプ(CHAMP)の型式・排気量・免許区分は?
型式は54V/55T/1JX/2FX/2GN/3FC、排気量は49cc(2ストローク)、区分は原付一種です。販売期間は1984〜1990。
ヤマハ チャンプ(CHAMP)は今いくら? 中古相場・買取価格の調べ方は?
中古・買取の相場は車両の状態・年式・地域で大きく変わるため、当サイトでは金額を断定していません。ページ内の「いま、いくら?」「売る・手放すなら」から、最新の中古出品や無料一括査定で実際の価格を確認できます。
この車種は「チャンプ」シリーズの一台です。チャンプの系譜・歴代モデル一覧(4型式)を見る →
関連モデル(ヤマハ)
出典
- ガッチャの原付カタログ/ヤマハ・チャンプ系統。チャンプ50 1984年4月発売・119,000円(後に122,000円・129,000円)と記載。
- Wikipedia『ヤマハ・チャンプ』(Weblio辞書ミラー含む)。チャンプ50スペシャル129,000円と記載。
- ガッチャの原付カタログ。チャンプ80 1986年7月発売・149,000円と記載。
- ガッチャの原付カタログ。チャンプRS 1987年4月発売・144,000円と記載。
- ガッチャの原付カタログ。チャンプCX 3FC 1988年3月発売・車両本体139,000円と記載。
この車種の情報提供・訂正のお願い
ヤマハ チャンプ(CHAMP)について、実車写真(ご自身で撮影されフリーライセンスで提供いただけるもの、または掲載を許諾いただけるもの)を探しています。お持ちの方はご連絡ください。掲載する際は作者・出典を明記します。
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編集: 原付の足跡 編集部 / 当時定価・諸元・カラーは本文の「出典」に記載した一次資料に基づきます / 最終更新: 2026-06-15





