ホンダ スーパーカブ50(C50・鉄カブ)

- 排気量
- 49cc・4ストローク
- 年式
- 1966〜1986
- 免許区分
- 一種
- タイプ
- カブ
- 型式
- C50 / A-C50
スーパーカブ50のC50は、1966年5月に登場した第2世代カブ。初代C100系のOHVから現行へ続くOHC(SOHC)エンジンへと刷新され、最高出力は4.8PSへ高められた。プレス成形の鋼板モノコック風フレームに丸みのあるレッグシールドを組み合わせた、いわゆる「鉄カブ」として20年にわたり実用バイクの定番を担い、後年はスタンダードからセル付スーパーカスタムまで幅広いグレードを揃えた。
当時定価
※「当時定価」は発売当時の新車価格です。現在の販売価格・中古相場ではありません。
基本スペック
| メーカー | ホンダ |
|---|---|
| 型式 | C50 / A-C50 |
| 年式 | 1966〜1986 |
| 排気量 | 49cc |
| エンジン | 4ストローク |
| 免許区分 | 一種 |
| 最高出力 | 4.8ps / 10000rpm |
| 乾燥重量 | 69kg |
| 全長×全幅×全高 | 1795×640×975mm |
| 燃料タンク | 3L |
| 始動方式 | キック・セル |
| タイヤ前/後 | 2.25-17 / 2.25-17 |
諸元の出典: Honda公式ニュースリリース 1983年3月31日(発売4月1日)『…「ホンダ・スーパーカブ50」シリーズの燃費および動力性能をさらに向上させて発売』スタンダード124,000円。当時は消費税導入前のため税区分は不明(税抜・税込の区別なし)。 / Honda公式アーカイブ『1966 Super Cub C50』(global.honda/jp/Cub/models/1966_super-cub-c50/): エンジンOHC化・第2世代カブの一次記述(数値諸元表は非掲載、エンジン形式の一次確認に使用)。 / webオートバイ『ホンダ「スーパーカブ C50」(1966年)』: 4.8PS/10000rpm、最大トルク0.37kg-m/8000rpm、車両重量69kg、空冷4ストOHC単気筒49cc(1966年式諸元)。 / バイクの系譜『スーパーカブC50/C65/C70/C90-since 1966-』: 1966年C50 最高出力4.8ps/10000rpm、最大トルク0.37kg-m/8200rpm、全長1795/全幅640/全高975mm、軸距1185mm、前後タイヤ2.25-17(裏取り参照・数値のみ)。 / Mr.Bike『スーパーカブ全史』: 1966年5月C50 SOHC4.8PS/10000rpm化(出力の二次確認)。 / バイクの系譜『スーパーカブ C50/70/90-since 1971-』: 1971年C50 全長1805/全幅655/全高985mm、軸距1175mm、燃料3.0L、4.8ps/10000rpm、2.25-17(タンク容量3.0Lの裏取り・年式差分参照)。 / Honda公式ニュースリリース 1983年10月6日(A-C50): 型式A-C50・C50Eエンジン・前後タイヤ2.25-17-4PR・燃料タンク4.0L・キック式/スーパーカスタムはセル・キック併用、を一次確認(後期の始動方式=kick+cellの一次根拠)。なお1983年期の出力は4.5PS/7000rpm(10月)・5.0PS/7500rpm(同年4月,2830331.html)で1966年式の4.8PS/10000rpmとは別チューニング。(裏取り確認日 2026-06-15)
型式・世代の変遷
| 世代 | 型式 | 年式 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 初代C50(OHC化・第2世代カブ) | C50 | 1966-1969 | 1966年5月発売。従来のOHV(C100系)からOHC(SOHC)エンジンへ刷新し最高出力4.8PS/10000rpmへ。灯火類大型化・ボディ一新。基本はキック始動、セル付きの『C50M』も設定(当時セル付57,000→64,000円系)。Honda公式アーカイブ(global.honda/jp/Cub)に1966 Super Cub C50として収録。 |
| 行灯(あんどん)カブ〜角ライト前期 | C50 | 1969-1978 | 1969年以降の丸目大型ヘッドライト『行灯カブ』、1971年にデラックス追加(セル付仕様も用意)。1974年に角形ライト・角形ウインカーへ移行。出力は4.5〜4.8PS級。型式はC50系を継続。世代呼称・年式区分は二次資料(バイクの系譜/webオートバイ)ベースで、当時単独の公式プレスは特定できず。 |
| A-C50(規制対応・スーパーカスタム期) | A-C50 | 1979-1986 | 1979年騒音規制対応でC50/C50M/C50DX等を整理。1983年3月(発売4月1日)に燃費・動力性能向上(5.0PS/7500rpm)、1983年10月7日に中低速取り回し向上(4.5PS/7000rpm)で再投入。型式はHonda公式プレスでA-C50と明記。グレードはスタンダード/デラックス/スーパーカスタム/スーパーカスタムセル付/ビジネス。1986年に新世代(プレスカブ系含む後継)へ。 |
誕生の背景・歴史(ホンダ スーパーカブ50(C50・鉄カブ))
1958年に登場した初代スーパーカブC100は、49cc級のOHVエンジンを積んで爆発的に普及した。だがホンダはその地位に安住せず、さらなる耐久性と動力性能、メンテナンスフリーを掲げて新型OHCエンジンの開発に乗り出す。まず1964年に63ccのC65へ搭載し、その流れを受けて1966年に50ccと90ccへも展開。多くの人が思い描くスーパーカブの姿となった第2世代がここに揃った。
C50最大の刷新は、初代のOHVからOHC化したことにある。Wikipediaによれば、CS50やC65が積むアルミヘッド・鋳鉄シリンダーのユニットへ換装し、最高出力は約4.5馬力から4.8馬力へ高まったとされる。自動カムチェーンテンショナーやオイルポンプを新たに採り入れた結果、信頼性は一段と増し「オイルがほとんどなくても走り続ける」とまで評された。ウインカーやテールランプを大型化し、C100の味を残しつつ安全性も底上げしている。
新エンジンを得たスーパーカブはさらに需要を広げ、1967年4月には二輪の単一機種として世界初となる生産累計500万台を達成した。C50は大きなモデルチェンジを受けないまま1980年代半ばまで生産が続き、もっとも広く親しまれた世代の一つとなる。プレス鋼板の車体に丸みあるレッグシールドを合わせた姿は後年「鉄カブ」と呼ばれ、実用車の定番として、また往年の名車として今も愛好家の支持を集めている。
参考: Honda公式 Cub Stories Vol.4 国内製品編 Part1 / Honda Global MODELS 1966 Super Cub C50 / バイクの系譜 スーパーカブC50/C65/C70/C90 / Wikipedia Honda Super Cub
データで見るこの一台
- 当時定価 ¥57,000は、1960年代の当サイト収録平均(¥78,615)と比べて約27%安い水準でした。1960年代の一覧・価格ランキングで位置づけを確認できます。
- 49cc・4ストロークの一種。同じ4ストロークの車種は一覧から横断して探せます。
当サイト収録データ内での相対的な位置づけです(当時定価=一次出典に基づく事実、平均は収録型式の単純平均)。
ホンダ スーパーカブ50(C50・鉄カブ)の中古相場・売買
当時の新車価格と今を比べてみましょう。中古・買取相場は車両状態・年式・地域で大きく変わるため、当サイトでは金額を断定せず、最新の出品・査定でご確認ください。
2025年10月の50cc生産終了で、旧車を手放して新基準原付へ乗り換える動きも増えています。手放す場合は無料査定で今の価値を確認できます。
※ 広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
パーツ・修理(ホンダ スーパーカブ50(C50・鉄カブ))
消耗品は適合を必ず現車・型式でご確認ください。絶版車は新品が出ないことも多く、中古・部品取り・他車種からの流用が現実的な選択肢になります。
新品パーツ・消耗品
中古パーツ・部品取り車をさがす
絶版車のパーツは中古市場が頼り。発売当時の純正品や部品取り車が見つかることがあります。
流用・互換の手がかり
同じエンジン系統や姉妹車のパーツが使えることがあります(要・現車/型式での適合確認)。下の「関連モデル」も手がかりにしてください。
※ 広告(アフィリエイトリンク)を含みます。一部は中古/フリマ検索(提携外)です。
原付免許で乗れる新基準原付への乗り換え
この型式から乗り換えるなら、原付免許でそのまま乗れるホンダ スーパーカブ110 Liteが近い後継です(最高出力3.5kW=新基準原付に適合)。
| 後継候補 | ホンダ スーパーカブ110 Lite |
|---|---|
| 新車価格 | ¥341,000(税込) |
| 発売 | 2025-12-11 |
| 出典 | Honda公式ニュース |
新基準原付のスーパーカブ。空冷4スト109cc・前ディスク+1ch ABS。
新基準原付とは(制度の基礎)
新基準原付とは、総排気量が50cc超〜125cc以下で、かつ最高出力を4.0kW以下に制御した二輪車のこと。これに適合した車両は「原付免許」で運転できます(第一種原動機付自転車に区分が追加されました)。
注意:「125ccなら原付免許で全部乗れる」わけではありません。最高出力が4.0kWを超える125cc以下の車両は第二種原付に区分され、原付免許では運転できません。
制度の施行:2025-04-01(道路交通法施行規則の改正により2025年4月1日に施行。)
従来の総排気量50cc以下(原付一種)は、2025年11月の第4次排出ガス規制への対応が技術的・コスト的に困難なため、2025年10月末で生産が実質的に終了しました。
原付免許で乗れる現行の新基準原付(例):
出典:日本自動車工業会(JAMA) 新基準原付について / Honda 企業情報(新基準原付 適合モデル発売 2025-10-16) / 用語の詳細は用語集「新基準原付」へ
よくある質問(ホンダ スーパーカブ50(C50・鉄カブ))
ホンダ スーパーカブ50(C50・鉄カブ)の当時の新車価格(メーカー希望小売価格)はいくらでしたか?
発売当時のメーカー希望小売価格は57,000〜157,000円(不明)でした。グレード・年式ごとの内訳と一次出典はページ内の「当時定価」表に掲載しています。
ホンダ スーパーカブ50(C50・鉄カブ)の型式・排気量・免許区分は?
型式はC50/A-C50、排気量は49cc(4ストローク)、区分は原付一種です。販売期間は1966〜1986。
ホンダ スーパーカブ50(C50・鉄カブ)は今いくら? 中古相場・買取価格の調べ方は?
中古・買取の相場は車両の状態・年式・地域で大きく変わるため、当サイトでは金額を断定していません。ページ内の「いま、いくら?」「売る・手放すなら」から、最新の中古出品や無料一括査定で実際の価格を確認できます。
関連モデル(ホンダ)
出典
- Mr.Bike(モーターマガジン社)『スーパーカブ大全・全史1958-2011』: 1966年5月発売 スーパーカブC50(SOHC4.8PS化) 当時価格57,000円。webオートバイ(autoby.jp/_ct/17720217)でも『5万7000円、セル付き6万4000円』と一致(2社一致の二次裏取り)。Honda公式プレスは1966年分が公開されておらず一次価格は未取得のため税区分不明。
- webオートバイ『ホンダ「スーパーカブ C50」(1966年)インプレ』: 『5万7000円、セル付き6万4000円』。セル付きはセル・キック併用のC50M系。Honda公式プレス未公開のため税区分不明。
- Honda公式ニュースリリース 1983年3月31日(発売4月1日)『…「ホンダ・スーパーカブ50」シリーズの燃費および動力性能をさらに向上させて発売』スタンダード124,000円。当時は消費税導入前のため税区分は不明(税抜・税込の区別なし)。
- Honda公式ニュースリリース 1983年3月31日(発売4月1日)。デラックス132,000円。消費税導入前のため税区分不明。
- Honda公式ニュースリリース 1983年3月31日(発売4月1日)。Pタイプ124,000円。消費税導入前のため税区分不明。
- Honda公式ニュースリリース 1983年10月6日(発売10月7日)『ビジネスバイク「スーパーカブ50」シリーズの中・低速域での取り廻し性能をより向上させて発売』スタンダード126,000円(全国標準現金価格)。消費税導入前のため税区分不明。
- Honda公式ニュースリリース 1983年10月6日(発売10月7日)。デラックス134,000円。消費税導入前のため税区分不明。
- Honda公式ニュースリリース 1983年10月6日(発売10月7日)。スーパーカスタム146,000円。エコノミードライブ付4段。消費税導入前のため税区分不明。
- Honda公式ニュースリリース 1983年10月6日(発売10月7日)。スーパーカスタムセル付157,000円(セル・キック併用)。消費税導入前のため税区分不明。
- Honda公式ニュースリリース 1983年10月6日(発売10月7日)。ビジネス126,000円。消費税導入前のため税区分不明。
本ページの当時定価はメーカー公式の一次出典に基づく事実データです。ブログ・動画・記事等で自由に引用いただけます。その際は出典(メーカー公式資料)の併記と、当ページ(gentsuki-ashiato.com)へのリンクをお願いします。誤りのご指摘はお問い合わせまで。
編集: 原付の足跡 編集部 / 当時定価・諸元・カラーは本文の「出典」に記載した一次資料に基づきます / 最終更新: 2026-06-15





