原付の型式(かたしき)の読み方・調べ方

最終更新: 2026-07-04 / 編集: 原付の足跡 編集部(一次出典に基づき編集)

中古の原付を探すときや部品を注文するとき、車名だけでは車両を特定できません。手がかりになるのが「型式(かたしき)」です。同じ車名でもエンジンや年式で型式が変わるため、型式を読めると車両選びと部品の適合確認が正確になります。

型式とは何か

型式は、道路運送車両法にもとづいて車両を識別するための記号です。AF34JA10のように、アルファベットと数字の組み合わせで表されます。カタログや車体(車体番号のラベル)、販売証明書・標識交付証明書などで確認できます(原付は車検がないため車検証はありません)。

重要なのは、同じ車名でもエンジンや年式が違えば型式も変わるという点です。モデルチェンジで中身が入れ替われば、車名が同じでも別の型式が割り当てられます。つまり型式は「その車名のどの世代・どの仕様か」を絞り込むためのキーになります。用語のより詳しい定義は用語集「型式」にまとめています。

手元の車両で型式を調べたいときは、まず車体のラベルや標識交付証明書、書類の記載を確認するのが確実です。カタログや当時の資料が残っていれば、そこに型式が記載されていることもあります。ナンバープレート(標識)は市区町村が交付するもので、法にもとづく識別記号である型式とは役割が異なります。ナンバーの色は区分の目安になり、原付一種は白、原付二種は〜90ccが黄・〜125ccがピンクです。

同じ車名でも型式が変わる例

当サイトでは各モデルのページに「型式・世代の変遷」表を用意し、世代ごとに型式・年式・備考を並べています。たとえばホンダ ライブディオ(AF34)ホンダ スーパーディオ(AF27)のように、同じ「ディオ」系でも世代で型式が分かれます。系譜(シリーズ)でどうつながっているかは系譜ページから追えます。

排ガス規制プレフィックスで年代を推定する

型式の先頭に、排出ガス規制の世代を示す記号(プレフィックス)が付くことがあります。これは規制世代のおおまかな目安で、年代を推定する手がかりになります。当サイトで採用している対応の目安は次のとおりです。

プレフィックスおおまかな年代の目安
A-〜1990年代
BA-/BB-/BD-1998年〜
JBH-2007年〜
2BH-/8BJ-2017年〜

プレフィックスは規制世代の「目安」であり、車両の製造年をピンポイントで示すものではありません。年式は型式全体と、カタログ・販売証明書などの一次情報で確認してください。プレフィックスの整理は用語集「排ガス規制プレフィックス」にもまとめています。

中古選び・部品適合での使い方

中古を探すときは、車名ではなく型式まで指定して絞り込むと、狙った世代の車両にたどり着きやすくなります。消耗品や補修部品も、型式が違うと適合しないことがあるため、注文前に必ず現車の型式で適合を確認してください。

部品を探すときも同じで、車名だけで注文すると別世代用の部品をつかんでしまうことがあります。型式が違えばエンジンや車体寸法が変わっている場合があり、そのまま流用できないことも珍しくありません。絶版車では新品部品が出ないことも多く、中古部品や部品取り車、他車種からの流用に頼る場面が増えます。そのときこそ、まず対象車両の型式を正確に押さえておくことが、遠回りを避ける近道になります。

当時の新車価格から車両の位置づけをつかみたいときは用語集「当時定価」当時定価ランキングも参考になります。まずは各モデルページで型式の変遷表を確認し、そこから中古・部品を探すのが確実です。

出典: 型式・世代の情報は当サイト各モデルページの検証済みデータ、および道路運送車両法にもとづく一般的な制度知識にもとづく。

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