新基準原付とは(2025年〜)完全ガイド

最終更新: 2026-07-04 / 編集: 原付の足跡 編集部(一次出典に基づき編集)

2025年、原付をめぐる制度が大きく変わりました。「新基準原付」の登場です。従来の50cc原付が姿を消し、原付免許で乗れる車両の枠組みが更新されました。ここでは定義・背景・誤解しやすい点を、一次出典にもとづいて整理します。

新基準原付の定義

新基準原付とは、総排気量が50cc超〜125cc以下で、かつ最高出力を4.0kW以下に制御した二輪車のことです。これに適合した車両は「原付免許」で運転できます。制度上は、第一種原動機付自転車(原付一種)にこの区分が追加された形です。用語の詳細は用語集「新基準原付」にまとめています。

なぜ登場したのか(50ccの生産終了)

背景には、従来の50cc原付の生産終了があります。総排気量50cc以下(原付一種)は、2025年11月の第4次排出ガス規制への対応が技術的・コスト的に難しく、2025年10月末で生産が実質的に終了しました。原付免許で乗れる新しい車両の受け皿として、排気量を上げつつ出力を絞った新基準原付が用意された、という流れです。

制度そのものは、道路交通法施行規則の改正により2025年4月1日に施行されました。50ccの生産終了(2025年10月末)とは日付が異なるため、混同しないよう注意してください。

「原付免許で乗れる範囲」の誤解に注意

「125ccなら原付免許で全部乗れる」わけではありません。最高出力が4.0kWを超える125cc以下の車両は第二種原付に区分され、原付免許では運転できません。原付免許で乗れるのは、あくまで最高出力を4.0kW以下に制御した“新基準原付”に適合した車両だけです。

従来からの原付二種(排気量51〜125cc)は、引き続き小型限定普通二輪免許などが必要です。原付二種の車両は原付二種の一覧から確認できます。

原付免許で乗れる現行の適合例(参考)

原付免許で乗れる現行の新基準原付として、ホンダが適合モデルを発売しています。参考として次の例があります。

モデル新車価格最高出力発売
ホンダ Dio110 Lite239,800円(税込)3.7kW2025年11月20日
ホンダ スーパーカブ110 Lite341,000円(税込)3.5kW2025年12月11日

いずれも最高出力が4.0kW以下に収まっており、新基準原付に適合します。価格はいずれも税込で、従来の50cc原付とくらべると排気量に見合った内容になっています。これらはあくまで参考例で、対象となる車両かどうかは各メーカーの公式情報で確認してください。

絶版になった50cc原付との関係

これまでの50cc原付は、これから新車としては手に入らなくなります。すでに手元にある車両に乗り続けることはできますが、同型の新車は市場から消えていきます。整理すると、原付一種は「従来の50cc(生産終了)」と「新基準原付(125cc以下・最高出力4.0kW以下)」の二本立てになり、原付免許で乗れる新車は後者に移っていく、という構図です。当サイトが記録しているような絶版の50cc原付は、今後いっそう「アーカイブでたどる存在」になっていきます。当時の価格やスペックは各モデルページに、ほかの解説はガイド一覧からご覧ください。

出典: 日本自動車工業会(JAMA) 新基準原付について https://www.jama.or.jp/operation/motorcycle/cat1_scooter/ / Honda 企業情報(新基準原付 適合モデル発売 2025-10-16) https://global.honda/jp/news/2025/2251016-dio110lite.html

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