ヤマハ ビーノ(初代・2スト)

- 排気量
- 49cc・2ストローク
- 年式
- 1997〜2003
- 免許区分
- 一種
- タイプ
- スクーター
- 型式
- A-5AU / BB-SA10J
ビーノは1997年3月にヤマハが発売した50ccの2ストロークスクーターで、丸目一灯のヘッドライトと60年代アンティーク調のレトロな外装が特徴。当初は型式A-5AU、1999年には排出ガス規制対応でキャタリストを備えたBB-SA10Jへ移行し、いずれも空冷2サイクル・最高出力6.3PSを踏襲した。2004年式以降は水冷4ストロークのSA26Jへ切り替わり、初代の2スト世代はここで一区切りとなる。
当時定価
| 年式 | グレード | 当時定価 | 税区分 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 1997 | 標準(5AU) | ¥169,000 | 税別 | (出典: ヤマハ発動機 広報発表資料『ヤマハスクーター Vino(ビーノ)新発売』1997年2月20日。1997年3月8日発売、希望小売価格169,000円(価格には保険料・税金・届出諸費用を含まず=税別)。) |
| 1998 | ビーノ・スポーツ(限定) | ¥172,000 | 税別 | (出典: ヤマハ発動機 広報発表資料『ビーノ・スポーツ発売(98年7〜8月限定生産)』。1998年8月10日発売、希望小売価格172,000円(価格には保険料・税金(含消費税)・届出諸費用を含まず=税別)。) |
※「当時定価」は発売当時の新車価格です。現在の販売価格・中古相場ではありません。
基本スペック
| メーカー | ヤマハ |
|---|---|
| 型式 | A-5AU / BB-SA10J |
| 年式 | 1997〜2003 |
| 排気量 | 49cc |
| エンジン | 2ストローク |
| 免許区分 | 一種 |
| 最高出力 | 6.3ps / 7000rpm |
| 乾燥重量 | 65kg |
| 全長×全幅×全高 | 1620×630×1005mm |
| シート高 | 715mm |
| 燃料タンク | 6L |
| 始動方式 | セル |
| 変速機 | Vベルト無段変速 |
| タイヤ前/後 | 80/90-10 34J / 80/90-10 34J |
諸元の出典: ヤマハ発動機 広報発表資料『ヤマハスクーター Vino(ビーノ)新発売』1997年2月20日。1997年3月8日発売、希望小売価格169,000円(価格には保険料・税金・届出諸費用を含まず=税別)。 / ヤマハ発動機 広報発表資料『Vino(ビーノ)新発売』1997年2月20日。主要諸元:最高出力6.3PS/7,000rpm、乾燥重量65kg・装備重量70kg、全長1,620×全幅630×全高1,005mm、シート高715mm、燃料タンク6.0L、タイヤ前後80/90-10 34J、始動方式セル式(型式A-5AU)。 / ヤマハ発動機 広報発表資料『ビーノ 99モデル』(1998/1201/vino.html)。最高出力6.3PS/7,000rpm、乾燥65kg/装備70kg、1620×630×1005mm、シート高715mm、6.0L、80/90-10 34J、セル式(A-5AU/3KJ)として一致。 / ウェビック 諸元・スペック(裏取り参照/数値のみ)。ビーノ(2サイクル)1997年式5AU:最高出力6.3ps/7000rpm、車両重量65.0kg。公式press値と一致。 / ウェビック 諸元・スペック(裏取り参照/数値のみ)。ビーノ(2サイクル)2000年式SA10J:最高出力6.3ps/7000rpm。SA10J世代の装備重量は73.0kgと記載(規制対応で5AUの装備70kgから増)。(裏取り確認日 2026-06-15)
ボディカラー(確認できた分)
| 年式 | グレード | 正式カラー名 | 色番号 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 1997 | 標準(5AU) | ソルトレイクシルバー | (出典: ヤマハ発動機 広報発表資料1997年2月20日。発売時カラー3色のうちの1色。) | |
| 1997 | 標準(5AU) | コスミックブルー | (出典: ヤマハ発動機 広報発表資料1997年2月20日。発売時カラー3色のうちの1色。) | |
| 1997 | 標準(5AU) | ダークパープリッシュレッドカクテル3 | (出典: ヤマハ発動機 広報発表資料1997年2月20日。発売時カラー3色のうちの1色。) | |
| 1998 | ビーノ・スポーツ | ファインレッド | (出典: ヤマハ発動機 広報発表資料『ビーノ・スポーツ発売』1998年7月16日。スポーツ専用カラー。) | |
| 1999 | 標準('99モデル) | マーシャルゴールド | (出典: ヤマハ発動機 広報発表資料『ビーノ 99モデル発売について』(1998年12月発表、1998年12月20日発売)。若者向け新色として採用。希望小売価格169,000円。URLは1998/1201/vino.html。) |
型式・世代の変遷
| 世代 | 型式 | 年式 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 初代(5AU・2スト原型) | A-5AU | 1997-1999 | 1997年3月8日発売。空冷2サイクル、ジョグ(3KJ)系エンジン由来。60年代アンティーク調レトロスクーター。 |
| 規制対応型(SA10J・2スト) | BB-SA10J | 1999-2003 | 1999年マイナーチェンジ。排出ガス規制対応のためキャタリストチューブ等を装備し燃費向上。装備重量は5AUより増(資料により70〜73kg)。2004年式以降は水冷4スト(SA26J)へ移行し2スト世代は終了。 |
誕生の背景・歴史(ヤマハ ビーノ(初代・2スト))
ビーノが登場した1990年代後半は、原付スクーターの需要が一段落し、市場は成熟期に入ったと見られていた頃だった。その一方で、若い女性層を中心に丸みを帯びたレトロ調デザインを好む感性が広がりつつあった。ヤマハはここに商機を見いだし、機能一辺倒ではない情緒的な魅力を備えた一台として、1997年3月にビーノを送り出した。
車名のVinoはイタリア語でワインを意味し、ヤマハ自身はラテン的な明るさ・華やかさ・上品さを表現したと説明している。1960年代のアンティーク調にまとめたレトロスクーターで、デザインはヤマハ本体のGKデザインではなく、子会社のエルムデザインが担当した。心臓部は横型エンジンのジョグアプリオと車体・基本構造を共有する空冷2サイクル単気筒49ccで、最高出力は6.3PS/7000rpmだった。
女性も意識したファッショナブルな造形に加え、アイドルのパフィーを起用した宣伝も奏功し、ビーノは発売後に人気車種となった。1999年には排出ガス規制への対応として、ジョグと同様にマフラーへ触媒(キャタライザー)を装備している。当初の型式はA-5AUで、その後の規制対応に伴い型式表記も改められたとされる。
同ジャンルのライバルには、5年早い1992年に登場していたホンダ ジョルノがあったが、ビーノは1997年の発売から2002年までに累計約23万台を超えるヒットを記録した。2004年3月には水冷4サイクルSOHCエンジンへフルモデルチェンジし、2スト時代の初代モデルは役目を終えた。軽快な2ストの走りとアンティーク調の佇まいから、初代ビーノは今もレトロ原付として根強い人気を保っている。
参考: ヤマハ発動機 広報発表資料『Vino』(1997) / Mr.BIKE ヤマハスクーター全史・12 / ヤマハ・ビーノ - Wikipedia / バイクの系譜 VINO (SA10J~) -since 1997-
データで見るこの一台
- 当時定価 ¥169,000は、1990年代の当サイト収録平均(¥210,787)と比べて約20%安い水準でした。1990年代の一覧・価格ランキングで位置づけを確認できます。
- 49cc・2ストロークの一種。同じ2ストロークの車種は一覧から横断して探せます。
当サイト収録データ内での相対的な位置づけです(当時定価=一次出典に基づく事実、平均は収録型式の単純平均)。
ヤマハ ビーノ(初代・2スト)の中古相場・売買
当時の新車価格と今を比べてみましょう。中古・買取相場は車両状態・年式・地域で大きく変わるため、当サイトでは金額を断定せず、最新の出品・査定でご確認ください。
2025年10月の50cc生産終了で、旧車を手放して新基準原付へ乗り換える動きも増えています。手放す場合は無料査定で今の価値を確認できます。
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パーツ・修理(ヤマハ ビーノ(初代・2スト))
消耗品は適合を必ず現車・型式でご確認ください。絶版車は新品が出ないことも多く、中古・部品取り・他車種からの流用が現実的な選択肢になります。
新品パーツ・消耗品
中古パーツ・部品取り車をさがす
絶版車のパーツは中古市場が頼り。発売当時の純正品や部品取り車が見つかることがあります。
流用・互換の手がかり
同じエンジン系統や姉妹車のパーツが使えることがあります(要・現車/型式での適合確認)。下の「関連モデル」も手がかりにしてください。
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原付免許で乗れる新基準原付への乗り換え
ヤマハには現状この型式の明確な後継となる新基準原付がありません。原付免許で乗れる現行モデルの例は、下の「新基準原付とは」をご覧ください。
新基準原付とは(制度の基礎)
新基準原付とは、総排気量が50cc超〜125cc以下で、かつ最高出力を4.0kW以下に制御した二輪車のこと。これに適合した車両は「原付免許」で運転できます(第一種原動機付自転車に区分が追加されました)。
注意:「125ccなら原付免許で全部乗れる」わけではありません。最高出力が4.0kWを超える125cc以下の車両は第二種原付に区分され、原付免許では運転できません。
制度の施行:2025-04-01(道路交通法施行規則の改正により2025年4月1日に施行。)
従来の総排気量50cc以下(原付一種)は、2025年11月の第4次排出ガス規制への対応が技術的・コスト的に困難なため、2025年10月末で生産が実質的に終了しました。
原付免許で乗れる現行の新基準原付(例):
出典:日本自動車工業会(JAMA) 新基準原付について / Honda 企業情報(新基準原付 適合モデル発売 2025-10-16) / 用語の詳細は用語集「新基準原付」へ
よくある質問(ヤマハ ビーノ(初代・2スト))
ヤマハ ビーノ(初代・2スト)の当時の新車価格(メーカー希望小売価格)はいくらでしたか?
発売当時のメーカー希望小売価格は169,000〜172,000円(税別)でした。グレード・年式ごとの内訳と一次出典はページ内の「当時定価」表に掲載しています。
ヤマハ ビーノ(初代・2スト)の型式・排気量・免許区分は?
型式はA-5AU/BB-SA10J、排気量は49cc(2ストローク)、区分は原付一種です。販売期間は1997〜2003。
ヤマハ ビーノ(初代・2スト)は今いくら? 中古相場・買取価格の調べ方は?
中古・買取の相場は車両の状態・年式・地域で大きく変わるため、当サイトでは金額を断定していません。ページ内の「いま、いくら?」「売る・手放すなら」から、最新の中古出品や無料一括査定で実際の価格を確認できます。
関連モデル(ヤマハ)
出典
- ヤマハ発動機 広報発表資料『ヤマハスクーター Vino(ビーノ)新発売』1997年2月20日。1997年3月8日発売、希望小売価格169,000円(価格には保険料・税金・届出諸費用を含まず=税別)。
- ヤマハ発動機 広報発表資料『ビーノ・スポーツ発売(98年7〜8月限定生産)』。1998年8月10日発売、希望小売価格172,000円(価格には保険料・税金(含消費税)・届出諸費用を含まず=税別)。
- ヤマハ発動機 広報発表資料1997年2月20日。発売時カラー3色のうちの1色。
- ヤマハ発動機 広報発表資料『ビーノ・スポーツ発売』1998年7月16日。スポーツ専用カラー。
- ヤマハ発動機 広報発表資料『ビーノ 99モデル発売について』(1998年12月発表、1998年12月20日発売)。若者向け新色として採用。希望小売価格169,000円。URLは1998/1201/vino.html。
本ページの当時定価はメーカー公式の一次出典に基づく事実データです。ブログ・動画・記事等で自由に引用いただけます。その際は出典(メーカー公式資料)の併記と、当ページ(gentsuki-ashiato.com)へのリンクをお願いします。誤りのご指摘はお問い合わせまで。
編集: 原付の足跡 編集部 / 当時定価・諸元・カラーは本文の「出典」に記載した一次資料に基づきます / 最終更新: 2026-06-15





