ヤマハ ジョグ(初代)

- 排気量
- 49cc・2ストローク
- 年式
- 1983〜1986
- 免許区分
- 一種
- タイプ
- スクーター
- 型式
- 27V / CE50E
1983年3月に登場したヤマハ・ジョグの初代モデル(型式27V/CE50E)。空冷2ストローク49ccで4.5PSを発生し、乾燥重量わずか49kgの軽量ボディに収めた『スタイリッシュ・スプリンター』として、99,000円(税別)という戦略的価格で発売された。フロントフェンダーをカウルと一体化した突き出し気味のデザインから『ペリカンジョグ』とも呼ばれ、発売1年2ヶ月で30万台を突破してHY戦争後のヤマハを支えた一台。
当時定価
| 年式 | グレード | 当時定価 | 税区分 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 1983 | 標準(発売時) | ¥99,000 | 税別 | (出典: バイクの系譜『JOG CE50E(27V)-since 1983-』スペック欄に『99,000円(税別)』と明記。発売は1983年。) |
| 1984 | 標準(新色追加モデル) | ¥109,000 | 不明 | (出典: ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザ収蔵車(1984年モデル)。スペック表に『Price: ¥109,000』。税区分の記載なし。) |
| 1985 | ブラックジョグ | ¥115,000 | 不明 | (出典: Mr.Bike『ヤマハスクーター列伝』年表:1985年7月ブラックジョグ発売、価格115,000円。BikeBros絶版原付ページの年表とも一致。) |
| 1986 | 最終型 | ¥109,000 | 不明 | (出典: BikeBros絶版原付『ヤマハ JOG(1983)』掲載年表:1986年5月最終型、109,000円。) |
※「当時定価」は発売当時の新車価格です。現在の販売価格・中古相場ではありません。
基本スペック
| メーカー | ヤマハ |
|---|---|
| 型式 | 27V / CE50E |
| 年式 | 1983〜1986 |
| 排気量 | 49cc |
| エンジン | 2ストローク |
| 免許区分 | 一種 |
| 最高出力 | 4.5ps / 7000rpm |
| 乾燥重量 | 49kg |
| 全長×全幅×全高 | 1555×605×965mm |
| 燃料タンク | 3L |
| 始動方式 | セル |
| 変速機 | Vベルト無段変速 |
| タイヤ前/後 | 2.75-10-2PR / 2.75-10-2PR |
諸元の出典: バイクの系譜『JOG CE50E(27V)-since 1983-』スペック欄に『99,000円(税別)』と明記。発売は1983年。 / ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザ収蔵車スペック表:『全長×全幅×全高 1,555mm×605mm×965mm/重量 49kg/空冷2ストローク単気筒49cm³/最高出力 3.3kW(4.5PS)/7,000r/min/最大トルク 5.3N·m(0.54kgf·m)/5,500r/min』(公式一次) / バイクの系譜:排気量49cc/最高出力4.5ps/7000rpm/乾燥重量49kg/1555×605×965mm/シート高690mm/タンク3.0L/前後タイヤ2.75-10-2PR/セル始動。出力・寸法・タンク・タイヤがヤマハ公式と一致。 / BikeBros絶版原付(数値の裏取り参照):排気量49cc/4.5ps/7,000rpm/49kg/1,555×605×965mm/タンク3L/前後2.75-10-2PR。出力・寸法・タンク・タイヤが他2ソースと一致。 / Wikipedia『ヤマハ・ジョグ』:1983年3月発売、型式27V(CE50E)、2ストローク4.5ps、乾燥重量49kg。重量種別(乾燥重量)の裏付け。 / みんカラ ジョグ-27Vスペック:1555×605×965mm/車両重量49kg/タンク3L/前後2.75-10-2PR。寸法・タンク・タイヤの3ソース目一致。(裏取り確認日 2026-06-15)
型式・世代の変遷
| 世代 | 型式 | 年式 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 初代(CE50E系 / 27V) | 27V / CE50E | 1983-1986 | 1983年3月発売の初代ジョグ。フロントフェンダーをカウルと一体化した『スタイリッシュ・スプリンター』。1983年10月に60km/hリミッター装着とカラー追加、1985年7月にブラックジョグ、1985年11月にパステル系2色を追加。 |
誕生の背景・歴史(ヤマハ ジョグ(初代))
初代ジョグ(27V/CE50E)が登場したのは1983年3月。ホンダとヤマハが原付市場で激しく競ったいわゆるHY戦争が一段落した直後で、ファミリーバイク需要はなお旺盛だった。そのなかでヤマハは、買い物用スクーターとは一線を画す若者向けの軽快なスポーツスクーターとしてこのモデルを送り出した。
心臓部は空冷2ストローク単気筒49ccで、最高出力は4.5PS/7,000rpm。ハイテン鋼管フレームを採り、車重はわずか49kgに抑えられた。メーカーは「スニーカーのように身軽で活動的なイメージ」を掲げ、セル始動やオートチョーク、CDI点火といった装備を備える。当時の初期型価格は99,000円(税別)とされ、軽さと価格を両立した一台だった。
デザイン上の特徴は、フロントカウルと一体化して前方へ張り出すフロントフェンダーの造形にある。鳥のくちばしを思わせる姿から「ペリカンジョグ」の通称で親しまれ、その独特なフォルムは後続スクーターのスタイルにも影響を与えたと語られる。軽量ボディと十分な動力性能の組み合わせが、若いユーザーの支持を集めた。
市場の反応は大きく、発売からおよそ1年半で累計約30万台を販売。これは当時としてはスクーター史上最大級の記録とされ、HY戦争後に経営の立て直しを迫られていたヤマハ発動機を支える原動力となった。以後ジョグは長寿シリーズへと育ち、初代27Vは1980年代の原付スクーター文化を象徴する一台として今も語り継がれている。
参考: ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザ 収蔵車解説 JOG (CE50E) / バイクの系譜 JOG CE50E(27V)-since 1983- / ヤマハ・ジョグ - Wikipedia / バイクブロス 絶版原付 ヤマハ JOG(1983)
データで見るこの一台
- 当時定価 ¥99,000は、1980年代の当サイト収録平均(¥155,438)と比べて約36%安い水準でした。1980年代の一覧・価格ランキングで位置づけを確認できます。
- 「JOG」シリーズ全6型式のうち、登場順で1番目の世代にあたります。先代・後継との違いは系譜ページで並べて確認できます。
- 49cc・2ストロークの一種。同じ2ストロークの車種は一覧から横断して探せます。
当サイト収録データ内での相対的な位置づけです(当時定価=一次出典に基づく事実、平均は収録型式の単純平均)。
ヤマハ ジョグ(初代)の中古相場・売買
当時の新車価格と今を比べてみましょう。中古・買取相場は車両状態・年式・地域で大きく変わるため、当サイトでは金額を断定せず、最新の出品・査定でご確認ください。
2025年10月の50cc生産終了で、旧車を手放して新基準原付へ乗り換える動きも増えています。手放す場合は無料査定で今の価値を確認できます。
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パーツ・修理(ヤマハ ジョグ(初代))
消耗品は適合を必ず現車・型式でご確認ください。絶版車は新品が出ないことも多く、中古・部品取り・他車種からの流用が現実的な選択肢になります。
新品パーツ・消耗品
中古パーツ・部品取り車をさがす
絶版車のパーツは中古市場が頼り。発売当時の純正品や部品取り車が見つかることがあります。
流用・互換の手がかり
同じエンジン系統や姉妹車のパーツが使えることがあります(要・現車/型式での適合確認)。下の「関連モデル」も手がかりにしてください。
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原付免許で乗れる新基準原付への乗り換え
ヤマハには現状この型式の明確な後継となる新基準原付がありません。原付免許で乗れる現行モデルの例は、下の「新基準原付とは」をご覧ください。
新基準原付とは(制度の基礎)
新基準原付とは、総排気量が50cc超〜125cc以下で、かつ最高出力を4.0kW以下に制御した二輪車のこと。これに適合した車両は「原付免許」で運転できます(第一種原動機付自転車に区分が追加されました)。
注意:「125ccなら原付免許で全部乗れる」わけではありません。最高出力が4.0kWを超える125cc以下の車両は第二種原付に区分され、原付免許では運転できません。
制度の施行:2025-04-01(道路交通法施行規則の改正により2025年4月1日に施行。)
従来の総排気量50cc以下(原付一種)は、2025年11月の第4次排出ガス規制への対応が技術的・コスト的に困難なため、2025年10月末で生産が実質的に終了しました。
原付免許で乗れる現行の新基準原付(例):
出典:日本自動車工業会(JAMA) 新基準原付について / Honda 企業情報(新基準原付 適合モデル発売 2025-10-16) / 用語の詳細は用語集「新基準原付」へ
よくある質問(ヤマハ ジョグ(初代))
ヤマハ ジョグ(初代)の当時の新車価格(メーカー希望小売価格)はいくらでしたか?
発売当時のメーカー希望小売価格は99,000〜115,000円(税別)でした。グレード・年式ごとの内訳と一次出典はページ内の「当時定価」表に掲載しています。
ヤマハ ジョグ(初代)の型式・排気量・免許区分は?
型式は27V/CE50E、排気量は49cc(2ストローク)、区分は原付一種です。販売期間は1983〜1986。
ヤマハ ジョグ(初代)は今いくら? 中古相場・買取価格の調べ方は?
中古・買取の相場は車両の状態・年式・地域で大きく変わるため、当サイトでは金額を断定していません。ページ内の「いま、いくら?」「売る・手放すなら」から、最新の中古出品や無料一括査定で実際の価格を確認できます。
この車種は「JOG」シリーズの一台です。JOGの系譜・歴代モデル一覧(6型式)を見る →
関連モデル(ヤマハ)
出典
- バイクの系譜『JOG CE50E(27V)-since 1983-』スペック欄に『99,000円(税別)』と明記。発売は1983年。
- ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザ収蔵車(1984年モデル)。スペック表に『Price: ¥109,000』。税区分の記載なし。
- Mr.Bike『ヤマハスクーター列伝』年表:1985年7月ブラックジョグ発売、価格115,000円。BikeBros絶版原付ページの年表とも一致。
- BikeBros絶版原付『ヤマハ JOG(1983)』掲載年表:1986年5月最終型、109,000円。
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編集: 原付の足跡 編集部 / 当時定価・諸元・カラーは本文の「出典」に記載した一次資料に基づきます / 最終更新: 2026-06-15





