ホンダ ロードパル

一種2ストローク49cc 型式 NC50 ・ 1976〜1983
ホンダ ロードパルの実車写真
写真: PekePON / CC BY-SA 3.0出典・Wikimedia Commons等)
当時定価¥59,800
排気量
49cc・2ストローク
年式
1976〜1983
免許区分
一種
タイプ
モペッド
型式
NC50

ホンダ ロードパルは、1976年に「乗用車のサブ的存在」として登場した50ccの2ストローク・モペッド。腕時計の自動巻きに着想を得た蓄力式(ゼンマイ式)始動を採用し、ペダルを踏むだけで走り出せる手軽さで、それまでバイクに縁のなかった層へ普及した。ソフィア・ローレン起用の「ラッタッタ」CMで大ヒットし、後継・派生を含めシリーズは社会現象級の人気を博した。

当時定価

年式グレード当時定価税区分出典
1976標準(NC50)¥59,800税別(出典: Honda 企業情報サイト ニュースリリース「新発売 ロードパル(NC50)」昭和51年2月10日

※「当時定価」は発売当時の新車価格です。現在の販売価格・中古相場ではありません。

基本スペック

メーカーホンダ
型式NC50
年式1976〜1983
排気量49cc
エンジン2ストローク
免許区分一種
最高出力2.2ps / 5500rpm
車両重量44kg
全長×全幅×全高1545×600×985mm
シート高715mm
燃料タンク2L
始動方式蓄力式(ゼンマイ式)
タイヤ前/後2.00-14-4PR / 2.00-14-4PR

諸元の出典: Honda 企業情報サイト ニュースリリース「新発売 ロードパル(NC50)」昭和51年2月10日 / Honda 企業情報サイト ニュースリリース「新発売 ロードパル(NC50)」昭和51年2月10日(公式諸元表) / Wikipedia「ホンダ・ロードパル」(製造期間1976-1983年・諸元が公式値と一致)(裏取り確認日 2026-06-18)

型式・世代の変遷

世代型式年式備考
初代 ロードパル(NC50)NC501976昭和51年2月10日発売。蓄力式(ゼンマイ式)始動を採用したオートマチック・モペッド。標準現金価格59,800円。
ロードパルL(NC50L)NC50L1977昭和52年2月17日発売。後輪走行でゼンマイを自動的に巻く「クイック・スターター」を装着。標準現金価格64,800円。
派生展開(ロードパルS/E、パルフレイ等)1979-19831979年以降、ロードパルS・E、パルフレイ、ハミング等へ派生展開し1983年まで生産(Wikipediaによる)。

誕生の背景・歴史(ホンダ ロードパル)

1970年代前半、オートバイ市場の停滞を背景に、ホンダは主力のスーパーカブに続く新たな需要層として女性に着目した。市場調査では女性の運転免許保有率が約2割に達する一方、二輪に乗る人はごくわずか。社内の女性従業員にカブを試乗させると「車体が重くてスタンドを立てられない」といった声が相次ぎ、1973年から専用車の企画開発が始まった。

開発を率いたのは、もともと自動変速機を手がけ自身はバイクに乗れなかった後藤巌だった。あえて二輪に染まっていない視点を生かし、価格は自転車2台ぶんの約5万円、重さは女性でも持ち上げられる軽さを目標に据える。1976年1月29日に発表、2月10日に標準現金価格59,800円で発売した。心臓部は49cc・2ストローク単気筒で、最大の特徴はゼンマイ式の始動方式だった。

タップスターターのペダルを踏み込むとゼンマイが巻かれ、後輪ブレーキレバーを引いて解放すれば、その復元力でクランクが回りエンジンが掛かる。キックもセルも不要というこの手軽さが、バイクに縁のなかった層の心をつかんだ。ソフィア・ローレンを起用したCMの「ラッタッタ」も話題を呼び、購入者の62.2%を女性が占める大ヒットに。1977年のロードパルLでは後輪が一定距離進むとゼンマイを自動的に巻き上げる方式へ進化した。

ロードパルは年30万台規模で売れ、派生・後継を含むPal/Express(NC50系)シリーズは1983年の生産終了までに約174万台を生産した。後継のタクトやピープルへと系譜は受け継がれ、原付スクーター時代の幕開けを準備した一台でもある。独特のゼンマイ始動と「ラッタッタ」の語感、ソフィア・ローレンのイメージが結びつき、いまも昭和の原付を象徴するモデルとして根強い人気を保っている。

参考: Honda公式ヘリテージ Road Pal / 1976 / ホンダ・ロードパル - Wikipedia / Honda公式 75年史 第3章 スクーター / clicccar『ラッタッタのCMとともにホンダ ロードパルが5.98万円でデビュー』

データで見るこの一台

当サイト収録データ内での相対的な位置づけです(当時定価=一次出典に基づく事実、平均は収録型式の単純平均)。

ホンダ ロードパルの中古相場・売買

当時の新車価格と今を比べてみましょう。中古・買取相場は車両状態・年式・地域で大きく変わるため、当サイトでは金額を断定せず、最新の出品・査定でご確認ください。

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パーツ・修理(ホンダ ロードパル)

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新品パーツ・消耗品

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絶版車のパーツは中古市場が頼り。発売当時の純正品や部品取り車が見つかることがあります。

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流用・互換の手がかり

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原付免許で乗れる新基準原付への乗り換え

ホンダには現状この型式の明確な後継となる新基準原付がありません。原付免許で乗れる現行モデルの例は、下の「新基準原付とは」をご覧ください。

新基準原付とは(制度の基礎)

新基準原付とは、総排気量が50cc超〜125cc以下で、かつ最高出力を4.0kW以下に制御した二輪車のこと。これに適合した車両は「原付免許」で運転できます(第一種原動機付自転車に区分が追加されました)。

注意:「125ccなら原付免許で全部乗れる」わけではありません。最高出力が4.0kWを超える125cc以下の車両は第二種原付に区分され、原付免許では運転できません。

制度の施行:2025-04-01(道路交通法施行規則の改正により2025年4月1日に施行。)
従来の総排気量50cc以下(原付一種)は、2025年11月の第4次排出ガス規制への対応が技術的・コスト的に困難なため、2025年10月末で生産が実質的に終了しました。

原付免許で乗れる現行の新基準原付(例):

  • ホンダ Dio110 Lite:¥239,800(税込)/最高出力3.7kW 公式
  • ホンダ スーパーカブ110 Lite:¥341,000(税込)/最高出力3.5kW 公式

出典:日本自動車工業会(JAMA) 新基準原付について / Honda 企業情報(新基準原付 適合モデル発売 2025-10-16) / 用語の詳細は用語集「新基準原付」

よくある質問(ホンダ ロードパル)

ホンダ ロードパルの当時の新車価格(メーカー希望小売価格)はいくらでしたか?

発売当時のメーカー希望小売価格は59,800円(税別)でした。グレード・年式ごとの内訳と一次出典はページ内の「当時定価」表に掲載しています。

ホンダ ロードパルの型式・排気量・免許区分は?

型式はNC50、排気量は49cc(2ストローク)、区分は原付一種です。販売期間は1976〜1983。

ホンダ ロードパルは今いくら? 中古相場・買取価格の調べ方は?

中古・買取の相場は車両の状態・年式・地域で大きく変わるため、当サイトでは金額を断定していません。ページ内の「いま、いくら?」「売る・手放すなら」から、最新の中古出品や無料一括査定で実際の価格を確認できます。

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出典

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ホンダ ロードパルの掲載内容に誤りや追加できる情報があれば、お知らせください。一次出典を確認のうえ反映します。

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このデータの引用について

本ページの当時定価はメーカー公式の一次出典に基づく事実データです。ブログ・動画・記事等で自由に引用いただけます。その際は出典(メーカー公式資料)の併記と、当ページ(gentsuki-ashiato.com)へのリンクをお願いします。誤りのご指摘はお問い合わせまで。

編集: 原付の足跡 編集部 / 当時定価・諸元・カラーは本文の「出典」に記載した一次資料に基づきます / 最終更新: 2026-06-18